インディ最新作の「運命のダイヤル」(2023)を観たくて、まずは過去作をおさらい中。
以前、未見だと思ってた「クリスタル・スカルの王国」(2008)を鑑賞。で、同じヒロイン繋がりでシリーズ1作目の「レイダース/失われたアーク<聖櫃>」(1981)を鑑賞。さらに、どうせならこっちもリピートしておこうと、今回「最後の聖戦」を観た。
なかなか「運命のダイヤル」に辿りつかない笑
「レイダース 失われたアーク<聖櫃>」の感想はこちら。

「クリスタル・スカルの王国」の感想はこちら。

というわけで、ひさびさに観た「最後の聖戦」の感想を簡単に。
あ、いつもどおりネタバレ全開なので、ご注意!
リバー・フェニックスが美しい
リバー・フェニックス。
名前だけですでに美しい。私の世代にとっては、感傷とともに思いだす伝説の俳優。
少年時のインディ役で、序盤のみの出演だけど、体感3分の1くらいはリバー・フェニックスの映画だと思ってる。何なら「最後の聖戦」ってタイトルより「リバー・フェニックス出てるやつ」って説明する方が、私世代には話が早い。
ボーイスカウト姿のリバーは少年と青年の狭間といったところで、大変美しい。
遺跡で盗掘された十字架を「博物館に納めるべきものだ」とつぶやく凛々しい表情。走るサーカス列車でのアクション。蛇だらけの箱に落ちて慌てふためく姿。どれも大変美しい。
もちろん見た目の美しさだけでなく、ヤングインディが成長してハリソン・フォード演じるインディアナ・ジョーンズになるのが、しっかり感じられるのもすごい。
蛇が苦手な理由、いつもの鞭やあのトレードマークの帽子の由来。ヤングインディ時代の描写が、後のインディにちゃんと繋がってるのが楽しいし、父にラテン語で数をカウントさせられたことが、終盤でしっかり活きるのも良かった。
23歳の若さで亡くなってしまったことが、今でも悔やまれる。リバー・フェニックスが、とてもとても美しかった。
インディパパの抜け感がいい
インディパパこと、ヘンリー・ジョーンズ。演じるのはショーン・コネリー。さすがの重厚感。紳士的で上品。かつ、いかにも学者っぽい変わりもの感もある。
昔観た時は、自分がインディよりずっと若かったせいか、正直インディパパにちょっと苛立ってた。度々インディがパパを「早く!」って急かすんだけど、当時の私は「もっと急かしていいぞ!」くらいの気分だった。
でも、パパの方に近い年齢になった今は、どこかのんびりしたパパと時間軸が合ってきたみたい。ほとんどイラッとしない笑。むしろ、インディと対照的なとぼけたような抜け加減が微笑ましく感じた。
でこぼこコンビのインディ親子
インディとパパ。同じ学者として理解し合える部分もあれば、タイプの違いからぎくしゃくする部分もある。
その絶妙なバランスが、すごく親子らしくて良かった。
インディパパは中世文学の学者で、外に出ることも滅多にない。落ち着いていて、信心深く、品がある。
一方インディは、考古学の学者かつ冒険家。まずフィールドに出ることから始めるタイプ。口も悪いし、お行儀がいいとはお世辞にも言えない。
でも、大学で教授をしている時のインディは、なかなか紳士然としていて品もある。ああ、これはパパ譲りなんだな、と納得できる。
ドンパチが当たり前なインディに対して「これが普通なのか?」と驚くパパも、どこか冒険を楽しんでる節があって、やっぱりインディのパパなんだな、と納得できる。
10年も疎遠だった親子が、この冒険を通して、またちゃんと家族になるところがとても良かった。
インディらしさが全開
のっけからヤングインディの列車アクション。
そして現在のインディの船上アクション。ボートチェイス。
さらに、小型飛行機での空中戦、カーチェイス、戦車とのバトル…。もう、陸・海・空、全制覇のアクションがぎっしり詰まってる。
インディは追いかけっこが本当に良く似合う。
颯爽と馬を乗りこなすところに、あのテーマ曲が流れる。
これぞ、インディ・ジョーンズ!
テーマ曲とともに高揚感が爆上がるシーンが、今まで以上に多かった気がする。
前半のネズミだらけの図書館地下シーンや、終盤の聖杯に辿り着くまでの試練も、インディらしい醍醐味がたっぷりだった。
3つの試練の場面は、パパの研究成果とインディの冒険の経験値を合わせて謎を解いていくのがいい。ここで、序盤のヤングインディのラテン語カウントがちゃんと活きるのも良かった。
そうそう。美女に甘いところも安定のインディらしさ。
今作のヒロイン、エルザはクールで気が強く美人な才女。目的のためには女の武器を使うことも朝飯前。かつ、ナチスが本を燃やす場面で涙するくらいの良識も持っている。なのに…、最後は宝物に目が眩んだ、ちょい頭悪い立ち回りで自滅するのが残念だったな。
がんばるおじさま達
今作はヒロインよりも、圧倒的におじさま達の存在感が強かった。
インディ親子の長年の友人で、大学の副学長かつ博物館館長のマーカス。
1作目「レイダース」でもインディを助けたサラー。
後半は、この2人も合流して行動する。
「自分の博物館でも迷子になる」と言われるマーカス。現地でことさら頼りになるサラー。インディ親子とのわちゃわちゃ感がちょうど良くて、4人のおじさま達にどんどん愛着が湧いた。
まあ、インディパパにイラっとしなくなったのも、4おじが微笑ましく感じるのも、私が歳とったからなのかもしれないが笑
インディの本名が「ヘンリー・ジョーンズ・ジュニア」で、だからパパから「ジュニア」と呼ばれていること。それがイヤで名乗っている「インディアナ」は、実は飼い犬の名前だったこと。その話を笑いながらする、4人の親しげな雰囲気がとてもいい。
ラスト、4人が夕陽に向かって馬を走らせていく場面は、心地いい満足感でいっぱいだった。
さあ。「最後の聖戦」も観た。今度こそ「運命のダイヤル」観るぞ!


